玉祖神社

玉祖神社

玉祖神社
たまのおやじんじゃ
Tamanoya-jinja Shrine
勾玉の始祖

予備知識

玉祖神社は山口県防府市に鎮座する周防国一宮です。主祭神は勾玉作りの神ですが、現在ではメガネ作りの神として知られています。

所在地

山口県防府市大崎1690
1690 &Omace;saki, Hōfu city, Yamaguchi Pref.
  • 山陽自動車道『防府東』IC→車で約5分
  • JR防府駅→タクシーで約10分

防府駅からは距離があり、バス停も近くには見当たりませんでした。私はタクシーで行きましたが、ドライバーさんをはじめ、地元の人は「タマノオヤ」ではなく「タマノヤ」と発音されていました。なので、当記事の英字表記を「tamanooya」ではなく「tamanoya」にしました。

祭神

主祭神
タマノオヤ(玉祖命)
Tamanoya-no-mikoto
不詳

タマノオヤ(玉祖命)は三種の神器の1つである『八尺瓊勾玉』(やさかにのまがたま)を作った神様です。その名の通り、勾玉作りの始祖です。現代では眼鏡のレンズ(玉)作りの神様として知られています。

主祭神はあともう1柱いるのですが、何の神様かは不詳です。個人的には、『日本書紀』に登場するカムナツソヒメ(神夏磯媛)あたりが怪しいと思っています。この地域の女酋長で、第12代景行天皇に恭順したと記されています。

由緒

創建年不詳

『日本書紀』では景行天皇が熊襲征伐の折に、玉祖神社で戦勝祈願をしたと記されています。実年代は不詳です。

社格

式内小社周防国一宮旧国幣中社別表神社

一宮神社としては一般的な社格です。ただ、地元での認知度はそれほど高くなく、タクシーのドライバーさんも参拝したことがなかったようです。やはり中心市街地にある防府天満宮のほうが圧倒的に存在感が強いようです。

玉祖神社の周辺地域

玉祖神社境外

山陽自動車道の脇に一ノ鳥居が佇んでいます。150mほど先にある境内が見えていますね。いかにも地方都市の郊外らしい、長閑な光景です。

ところで、タクシーの運転手さんの話によれば、この辺りに新幹線の駅を誘致する構想もあるようです。新尾道や新岩国の現状を見ると厳しそうですが、もしできれば、玉祖神社の参拝者が増えるかもしれませんね。

玉祖神社境内

参道

はい、お待たせしました。こちらが境内です。ニノ鳥居から神門までの表参道は僅か数メートル。表参道以外は周囲を木々に囲まれていて、外からだとただの森にしか見えません。本当にここが一宮神社かと驚きました。けれども、田舎育ちの私にとってはどこか懐かしさが感じられます。

神域

さて、神門をくぐります。人影は見当たりませんが…

黒柏鶏

おおーーなんだこの黒いニワトリどもは!?

ニワトリ「ども」なんて言ったら失礼ですね。外見がいかにもローカルな普通の神社っぽかったので、まさか黒いニワトリたちに出迎えられるとは想定外です(^_^;)

この黒いニワトリは『黒柏鶏』(くろかしわけい)といって、山口県や島根県の一部地域で飼育されている国の天然記念物です。その発祥の地がここ、玉祖神社なのだそうです! タクシーの運転手さんも全くご存知なかったようです。

社殿

社殿はこんな感じです。まあ、特に他の神社と代わり映えはしないですね。

山口県神社庁のHPによれば、平安時代末期の僧侶、重源ちょうげん(1121-1206)が東大寺復興のための資材をこの辺りで調達し、復興の暁として玉祖神社の社殿を造営したとのことです。その後も大内義興おおうちよしおき(1477-1529)や毛利輝元もうりてるもと(1553-1625)らによって寄進や社殿の造営がおこなわたようです。

総括

一宮神社にしては目立たない場所にあり、参拝者も少ないですが、ゆったりとした時間の流れるパワースポットです。防府天満宮とは何かと対照的ですが、ぜひ両方参拝することをオススメします。あと、大阪の八尾市にも玉祖神社があるようなので、そちらも近日中に参拝してみるつもりです。

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