秋宮・春宮
諏訪大社[下社]
秋宮・春宮
すわたいしゃ[しもしゃ]あきみや・はるみや
Suwa-taisha Shrine <Shimosha> Akimiya&Harumiya
予備知識
諏訪大社は諏訪湖の畔にある信濃国一宮です。下社(秋宮・春宮)と上社(前宮・本宮)の計4社から構成されています。
諏訪四社
諏訪大社は超有名神社ですが、四社あることは意外に知られていません。
下社は秋宮と春宮の二社、上社は前宮と本宮の二社で構成されており、合計四社です。記事も4記事に分けようかと迷いました。再訪で知識が深まれば記事を分けるかもです!
諏訪大社[下社]の所在地
春宮
秋宮
諏訪大社[下社]の祭神
| 主祭神 | ヤサカトメ(八坂刀売神) Yasakatome-no-kami |
|---|
ヤサカトメ(八坂刀売神)は上社の主祭神であるタケミナカタ(建御名方神)の妻です。「諏訪大社の主祭神は」と聞かれたらタケミナカタと答えるのが一般的でしょうが、下社の主祭神はヤサカトメです。
ヤサカトメは海人族である安曇氏の出自と言われていますが、謎に包まれています。いちおう、農業神という位置付けです。
諏訪大社[下社]の祭祀
諏訪大社の祭祀といえば7年に1度おこなわれる御柱祭が有名ですが、他のメディアでもたくさん紹介されていますので、あえて他の祭祀を紹介します。
遷座祭
下社では年に2度、遷座祭が行われます。2月には秋宮→春宮、8月には春宮→秋宮へ、神輿に担がれた神霊が遷座します。秋宮と春宮ができた歴史的経緯は不詳だそうです。ただ、農業の神様なので半年周期で場所替えするというのは「何となく」わかる気がします。
諏訪大社[下社]を主観的に格付け
由緒
社格
知名度
私は信州には縁もゆかりもない人間ですが、諏訪大社は子供の頃から知っていました。やはり御柱祭のインバクトは強烈すぎます。
アクセス
- JR下諏訪駅→春宮まで徒歩20分
- 春宮→秋宮まで徒歩20分
- 秋宮→JR下諏訪駅まで徒歩12分
- 春宮・秋宮とも中央自動車道『岡谷』ICより車で10分強(駐車場あり)
JR下諏訪駅は東京から直行の特急列車が停まるので、意外と鉄道アクセスが便利かもしれません。
スケール
春宮と秋宮がありますが、個々のスケール感はそこまででもありません。
観光
普段はそこまで観光地という感じでもありませんが、秋宮周辺の街並みは美しいです。
パワー
諏訪湖周辺は中央構造線と糸魚川静岡構造線が交差する地域です。まさに、大地のエネルギー溢れるパワースポットです。
諏訪大社[下社]の周辺地域
諏訪湖
諏訪湖は長野県の中南部に位置する円形の大きな湖です。先述の通り、中央構造線と糸魚川静岡構造線が交差する場所で、地質学的に重要な場所です。
下諏訪と上諏訪
諏訪湖の東西には山が迫っており、北と南にそれぞれ開けた土地があります。北は下諏訪、南が上諏訪です。地図で見ると上と下が逆ですが、そもそも北が上というのは現代人の固定概念です。
なぜ北が下諏訪かというと、北には諏訪湖から流れ出る河川が存在する、つまり下流側に相当する為です。ちなみに、その河川こそが天竜川です。そう、静岡県の浜松あたりに河口がある、あの大きな川です。源流が諏訪湖だと知って驚かれる方も多いのではないでしょうか。
諏訪大社[下社]春宮
境内
境内の4箇所に柱が建てられていますが、これは諏訪四社共通です。…なのですが、訪問時はそんな予備知識を持ち合わせていなかったので、2箇所しか気付きませんでした!
石鳥居
御影石の大鳥居で、万治二年(1659)の建立と推定されています。

神楽殿
江戸時代後期(17世紀後半)に造営された建造物だそうです。注連縄の向きや大きさが出雲大社と似ていますね。

幣拝殿
幣拝殿は左右に片拝殿を連結した造りになっており、いずれも国の重要文化財です。秋宮と同じ設計図で建造され、秋宮より1年早い安永九年(1780)に落成しています。


境外
下馬橋
石鳥居よりも100m手前の境外にあるアーチ型の橋(太鼓橋)です。私は完全に見落としていました!
もともとは室町時代に建造、江戸時代に修繕されたものだそうです。年2回おこなわれる遷座祭の神輿のみ、渡ることができるようです。
諏訪大社[下社]秋宮
境内
鳥居
春宮の鳥居と違って、こちらは銅製のようです。神楽殿が見えていますね。

神楽殿・寝入杉
神楽殿は天保六年(1835)の完成で、国の重要文化財です。
その手前にある大きな杉の木は「寝入りの杉」もしくは「根入りの杉」と呼ばれるそうです。

幣拝殿
幣拝殿も国の重要文化財です。春宮の幣拝殿と同じ図面で造られ、春宮に1年遅れて安永十年(1781年)に落成しました。


恵比寿社・山王台
帰りの方向で左手のほうに摂社の恵比寿社があります。祭神はタケミナカタ(建御名方神)の父と兄であるオオクニヌシ(大国主神)とコトシロヌシ(事代主神)です。
その傍らに山王台という展望スペースがあり、諏訪湖を眺望することができます。ここは木曽義仲(1154-1184)の配下である手塚光盛の居城があった場所です。


諏訪大社[下社]の御朱印
もちろん四社とも参拝しました。下社秋宮→下社春宮→上社前宮→上社本宮の順で参拝するのが一般的だそうですが、私は春→秋の順でした。
一社一社は出雲大社を小振りにした印象ですが、湖の周りに四社点在というのもレアですよね。上社のほうも気になりますよね!


