事任八幡宮

事任八幡宮

事任八幡宮 / ことのままはちまんぐう
Kotonomama-Hachimangū Shrine
願い事が意のままに

事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)は2社ある遠江国一宮の1社です。願い事が意のままに叶う神社と言われています。

予備知識

所在地

静岡県掛川市八坂642
642 Yasaka, Kakegawa city, Shizuoka Pref.

祭神

主祭神
コトノマチヒメ(己等乃麻知比売命)
Kotonomachihime-no-mikoto
八幡大神
Hachiman Ōkami
ホムダワケ(応神天皇)
オキナガタラシヒメ(神功皇后)
タマヨリヒメ(玉依比売命)

コトノマチヒメ(己等乃麻知比売命)は忌部氏の女神です。藤原氏の祖神であるアメノコヤネ(天児屋命)の母神でもあります。そのため、大阪の枚岡神社や各地の春日神社などでも祀られています。

八幡宮という名前なのに八幡神が筆頭格でないのが意外ですね。実のところ、八幡宮になったのは平安時代後期(1062)に源頼義みなもとのよりよしが石清水八幡宮から八幡神を勧請したことによるものだそうです。あえて上書きしなかったのは藤原氏への忖度でしょうかね?

事任八幡宮が登場する文献

事任八幡宮は平安時代から近代に至るまで、多くの文献に登場しています。

代表的なのは清少納言の『枕草子』(成立年:1002)です。第225段『やしろは』に「ことのままの明神、いとたのもし」との一文があります。本心で賞賛しているのか皮肉なのかわかりませんが、参拝ブームの火付け役になった可能性が高いです。

江戸時代には『東海道中膝栗毛』(初版:1802)にも登場していることから、東海道を往来する旅人の間で人気を博していたことが伺い知れます。

主観的に格付け

由緒

★★★★☆
成務天皇年間(伝)

成務天皇せいむてんのうは第13代天皇で、ヤマトタケル(日本武尊)の弟にあたります。4世紀頃の大王と推定されますが、定かではありません。

社格

★★☆☆☆
式内小社遠江国一宮旧県社

一宮神社としては相対的に低い社格です。主祭神の件といい、当時の政治的な事情があったのかもしれません。

知名度

★★☆☆☆

もう一社の遠州一宮である小国神社のほうが有名かもしれませんね。私のPCが古いせいか、一発変換できなくて毎回「ことまかせ」と入力しています(笑)

アクセス

★★☆☆☆
  • 東名高速道路『掛川』IC→車で約15分
  • JR掛川駅→東山方面行きバス乗車約20分→『ことのまま八幡宮』下車すぐ

バスは2時間に1本程度なので時刻表を要チェックです。

スケール

★★☆☆☆

一宮神社としては小振りなほうだと思います。ただ、参道と神域が二層構造になっているのがレアだと思います。

観光

★★☆☆☆

江戸時代には主要街道である東海道の沿道にある為、現代よりも賑わっていたと思われます。

パワー

★★★★★
大願成就

言葉のままに願いが叶うパワースポットとして一部で人気を博しているようです。

事任八幡宮の周辺地域

静岡と浜松の間

掛川市は新幹線の駅があるので知名度はそれなりに高いでしょう。静岡と浜松の間に挟まれている(だいぶ浜松寄りですが)ので目立ちませんが、それなりに大きな町です。

小夜の中山

掛川市と島田市(掛川市の東隣)の境には、『小夜の中山さよのなかやま/佐夜の中山』という峠があります。古来より東海道における難所の一つとされ、現代も国道1号線がここを通っています。

事任八幡宮までの道

事任八幡宮は『小夜の中山』から2kmほど西へ下ったあたりに鎮座しています。掛川市の中心部から見ると、東へ5-6km程度の場所です。

駐車場までは少しだけ農道のような道に入りますが、すぐに鳥居が見えてくるので迷うことはありません。鳥居の前にランチカフェがあるので、運転に疲れたら一服していくことをお勧めします。

事任八幡宮境内

参道

駐車場から2つの鳥居と石段、その先の拝殿が見えます。1つめの鳥居をくぐった先の左手方向、県道やバス停のある方向から参道が続いています。

大楠

2つ目の鳥居の左手に大きな楠があります。掛川市の天然記念物で、樹齢は約三百年と推定されています。

神域

2つ目の鳥居の先にある石段を登った先が神域です。境内は二層構造になっています。

本殿・拝殿

石段を登って正面にあるのが拝殿です。ここで祈願すればどんな願い事でも意のままに叶うのでしょうか? あまり欲張らずに「なるようになるさ」くらいの大らかな気持ちで祈るほうが、きっと大きなご利益が得られると思いますよ。

大杉

拝殿の右横に御神木の大杉があります。こちらも市の天然記念物に指定されているようです。

摂末社

拝殿の左手には摂社や末社が軒を並べています。拝殿側から順番に五社神社、稲荷神社、金比羅神社です。

事任八幡宮の本宮

境内の神域から歩道橋を渡るか、もしくは信号のある交差点を横断すると、本宮へ行くことができます。距離はすぐ近くですが、普段あまり人の立ち入らない小高い山の中腹にあります。あと、私が参拝したとき参道で野生動物の鳴き声が聞こえたので、あまり一人では行かないほうが良いかもしれません。

本宮には磨き石があります。願い事しながら石を3個磨くと良いそうです。行くなら社務所で専用の磨き紙を頂いてから行くことをおすすめします。

御朱印

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