高良大社
Kōra-Taisha Shrine
予備知識
高良大社は福岡県久留米市、高良山に鎮座する筑後国一宮です。境内から筑紫平野や筑後川を見渡すことができます。
所在地
- 九州自動車道『久留米』IC→車で約10分
- JR『久留米大学前』駅→タクシーで約10分
山の上にありますが、駐車場までの道は悪くないです。市街地から参道を歩いて登ることもできます。御井駅よりも久留米大学前駅を推奨します。
祭神
| 主祭神 | 中央 | 高良玉垂命 Kōra-Tamadare-no-mikoto |
|---|---|---|
| 左殿(右側) | 八幡大神 Hachiman-Ōkami | |
| 右殿(左側) | 住吉大神 Sumiyoshi-Ōkami |
コウラタマタレ(高良玉垂命)は正体不明の神様ですが、名前からして高良山から筑紫平野にかけての地域を支配した豪族でしょうね。
由緒
社伝では履中天皇元年となっているようです。履中天皇は仁徳天皇の子で第17代天皇です。実年代は不詳ですが、5世紀頃と考えられえます。
社格
『延喜式神名帳』では名神大社に列せられていますが、遠国の一宮神社の中では高いほうだと思います。
高良大社の周辺地域
町内
鳥居より外側の市街地は「町内」と呼ばれているようです。ここでいう市街地とは、久留米市街全体のことではなく、御井町とその付近を指していると思われます。
山麓
一ノ鳥居
一ノ鳥居に相当する石造りの大鳥居が市街地の県道に跨っています。ここから先は「山麓」と呼ばれています。鳥居の先に高良山が聳え立っているのが見えますね。

山内
二ノ鳥居
一ノ鳥居から二ノ鳥居までは500m程度です。二ノ鳥居から先は「山内」と呼ばれています。文字通り、鳥居から先は高良山です。ここから歩いて境内へ登ることもできます。私は車だったので、県道で山内を迂回し、三ノ鳥居付近の駐車場に向かいました。

高良大社境内
本坂
三ノ鳥居
三ノ鳥居から先が境内です。この石段は「本坂」と呼ばれ、表参道としての役割を担っています。ここ以外に「下向坂」があるようなのですが、今回は見落としてしまいました。

神域
中門・社殿
石段を登りきると真正面に、大きな社殿がドーンと建っています。社殿の正面には中門があり、それ以外は透塀に囲まれています。
現在の社殿は江戸時代前期(1660年頃)に完成した権現造で、現在は国の重要文化財に指定されています。写真だとスケール感が伝わりにくいですが、かなり大きな社殿で、実際に九州最大級だそうです。
手前の拝殿、奥の本殿が幣殿で繋がっており、外からだと一つの社殿に見えます。工事監督を担ったのは当時、久留米藩の普請奉行だった丹羽頼母(にわたのも)です。この人は日光東照宮の造営にも携わった人だそうです。




境内からの眺望
社殿の斜め向かいに展望所がありますが、この日は生憎の天気でした。先ほど登ってきた本坂の石段からも、帰りの方角から久留米市街や筑紫平野を眺望することができます。
筑後川を挟んで反対側にあるこんもりした森みたいな場所に、肥前国一宮である千栗八幡宮があります。広大な筑紫平野の少しくびれたあたり、筑後川を挟んで両岸の小高い場所に、それぞれ一宮神社が鎮座しているのが面白いです。これは決して偶然ではなく、国を見渡したり外敵の侵入を監視する上で重要な拠点であったことは想像に難くありません。

総括
悪天候時に参拝したせいもあってか、派手さは感じられませんでしたが、ロマンを感じられる場所です。筑紫平野を支配した古代豪族の気分になれました(笑)
私ごとですが、帰りに本坂の石段で足を滑らせて尻もちをついてしまい、半月くらい腰痛に悩まされました
次回は春か夏の天気が良い日に、ニノ鳥居から歩いて参拝したいものです。
