上賀茂神社
(賀茂別雷神社)

上賀茂神社
(賀茂別雷神社)

上賀茂神社(賀茂別雷神社)
かみがもじんじゃ(かもわけいかづちじんじゃ)
Kamigamo-jinja Shrine
<Kamo-Wakeikazuchi-jinja Shrine>
有名神社なのに穴場

予備知識

上賀茂神社は京都市内に鎮座する山城国一宮です。下鴨神社と並び、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。

所在地

京都府京都市北区上賀茂本山339
339 Kamigamo-Motoyama, Kita ward, Kyoto city, Kyoto Pref.

アクセス

  • 京都市バス『上賀茂神社前』下車すぐ
  • 京都市バス『上賀茂御園橋』→徒歩約7分
  • 京都市営地下鉄『北山』駅→徒歩約20-30分

地下鉄北大路駅に併設されたバスターミナルから京都産業大学方面行きのバスに乗車し、上記『上賀茂御園橋』バス停で下車する方法が最も無難で快適です。

祭神

主祭神
ワケイカヅチ(賀茂別雷大神)
Kamo-Wakeikazuchi-no-Ōkami

ワケイカヅチ(賀茂別雷大神 / かもわけいかづちのおおかみ)は古代の豪族である賀茂氏の祖神であり、その名の通り雷神です。古事記や日本書紀に登場するワカイカヅチ(若雷神)と同一神なのかどうかは不明です。

由緒

白鳳六年(677)

上記創建年は神社の社伝によるものですが、飛鳥時代なのでそれなりに信憑性は高そうです。平安京ができるよりも100年以上前ですね。創建時は「賀茂神宮」という名前だったようです。当時からこの辺りは賀茂氏という豪族の勢力地盤であったことが伺い知れます。

社格

名神大社二十二社山城国一宮旧官幣大社勅祭社別表神社

知名度

ユネスコ世界文化遺産

下鴨神社とともに、ユネスコ世界遺産『古都京都の文化財』の一つとして登録されています。良縁祈願のほか、落雷除けや電気産業振興のご利益があるパワースポットとして知られています。

周辺地域

上賀茂本通

上賀茂本通(かみがもほんどおり)は京都盆地の最北端(何をもってそう定義するかは意見が別れるでしょうが)を東西に結ぶ通りです。東は深泥池(みぞろがいけ)付近から始まり、西は上賀茂神社の大鳥居付近までのおよそ1.5kmを結びます。

また、通りに沿う形で賀茂川の支流である明神川(みょうじんがわ / 御手洗川 / みたらしがわ)が流れています。さらに、それに沿う形で宮司家の邸宅が建ち並んでおり、なかなかの壮観です。

大田神社

深泥池と上賀茂神社の中間地点付近に、上賀茂神社の境外摂社である大田神社(おおたじんじゃ)があります。祭神はアメノウズメ(天鈿女命)です。

また、参道の東側には大田ノ沢という沼地があります。杜若かきつばたの群生で知られ、5月中旬が見頃となっています。

藤木社

大田神社と上賀茂神社大鳥居の中間地点あたりに樹齢500年と言われる大きな楠があります。その袂には上賀茂神社の境外末社である藤木社(ふじのきのやしろ)があります。祭神は水神であるセオリツヒメ(瀬織津比売命)です。

御園橋

既に述べた通り、上賀茂神社への推奨アクセスは北大路バスターミナルから京都産業大学方面行きのバスに乗車し、『上賀茂御園橋(かみがもみそのばし)』バス停で下車する方法です。

御園橋は賀茂川(かもがわ)に架かる橋で、上賀茂神社の表参道としての役割を担っています。葵祭(あおいまつり)の巡行経路のフィナーレを飾る場所です。

上賀茂神社境内

参道

大鳥居のすぐ先に一ノ鳥居があり、その間は広々とした記念撮影スポットになっています。

一ノ鳥居から先も広々として開放感があります。右手には『斎王桜』や『御所桜』など桜の銘木があります。

神馬舎

二ノ鳥居の手前に神馬舎しんめしゃがあります。ここの神馬は『神山号(こうやまごう)』という名前で、上賀茂神社の裏手にある御神体山にちなんだ名前です。温厚で可愛らしい神馬さんですが、こう見えて競走馬なのがすごいです。神社への「出社時間」に関しては神社のHPでご確認くださいね。

ニノ鳥居〜楼門

ここから先の建造物はほとんどが国の重要文化財に指定されています。

細殿

細殿は寛永五年(1628)に建造された拝殿です。手前に一対の砂山がありますが、これは御神体山である神山(こうやま)を模したものだそうです。

楼門

こちらも寛永五年(1628)の建造物です。下鴨神社と同様、朱色の美しい楼門です。

片山御子神社

楼門の右手にある派手な色の御簾が掛けられている建物が摂社の片山御子神社(かたやまみこじんじゃ)です。祭神はワケミカヅチ(賀茂別雷命)の母神であるタマヨリヒメ(賀茂玉依姫命)です。縁結びのご利益があるとされ、紫式部が参拝したことも記録に残っています。

新宮神社

片山御子神社の脇に架かる片岡橋を渡り、楼門を潜らずに右のほうへ進むと、境内摂社の新宮神社(しんぐうじんじゃ)があります。縁日である第2・第4日曜日のみ開門しており、それ以外の日は門前での参拝となります。水神であるタカオカミ(高龗神)が祀られています。

楼門〜本殿

さて、いよいよ楼門をくぐり、神域へと足を踏み入れましょう。

四脚中門

実質、ここが拝殿です。この先に本殿と権殿があります。

本殿・権殿

本殿と権殿は四脚中門の先に、隣り合わせにあります。向かって右が本殿で、左が権殿です。いずれも国宝に指定されています。式年遷宮で本殿が修繕中の際に、権殿が仮の本殿となります。

渉渓園

参拝を済ませたら、境内の脇にある渉渓園も見ておきましょう。

賀茂山口神社

上賀茂神社の摂社のひとつです。その傍にある陰陽石に触れてから参拝すると願いが叶うそうです。

睦の木

寿齢300年以上と言われるスダジイの御神木です。1本の根から複数の幹が伸びていることから、家族円満のご利益があるそうです。

総括

下鴨神社に比べると若干、アクセスが不便ですが、私は何度もリピートしています。雪景色と青空のコントラストが見られたのは幸運でした。

世界遺産に登録されている有名神社ですが、観光地としては穴場です。雷の神様なので、電気工学を学ばれる方や電力関係のお仕事に携われる方も参拝に来られてはいかがでしょうか。

御朱印

下鴨神社と同様に「二葉葵」の社紋が描かれています。そういえば、徳川家の家紋は「三葉葵」なので賀茂氏との末裔という説もありますが、定かではないようです。

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